寝たままベッドの上でできる!朝ヨガの効果とは

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寝たままベッドの上でできる!朝ヨガの効果とは

11月に入り、朝晩は冷え込む日も増えてきました。冬は特に、「朝、起きるのがつらい」という方が多いのではないでしょうか。私も以前は同じ悩みを抱えていたのですが、毎朝たった5分、朝ヨガを取り入れてから変わりました。今回はベッドの上でできる朝ヨガとその効果についてご紹介します。

ベッドの上で寝たままできる朝ヨガのポーズ

アーユルヴェーダのディナチャリアでは朝ヨガをすることをすすめています。朝ヨガには、起きてすぐにベッドの上でできるポーズと、マットの上でできるポーズがあり、私のオススメはベッドの上で寝たままできる目覚めのヨガです。寝ている間に停滞した循環をよくし、寝起きをよくすることができます。ここでは私が毎朝取り入れているポーズを順番に見ていきましょう。

1. まず、腕を上にあげて、大きく伸び上がります。そのまま左右にも体を伸ばします。
2. 伸ばしていた足を、左右片足ずつ胸に引き寄せ、手で抱えます。
3. 再び足を伸ばし、体を左右にひねります。左にひねる時は右脚を左の床につけ、首を右に向けます。右にひねる時は、左脚を右の床につけ、首は左に向けます。
4. 体を起こし、膝立ちの状態から胸だけを床につけて、猫が伸びをしているようなポーズをとります。

これらのヨガポーズは、各ドーシャのポイントを刺激することによって、徐々にからだを目覚めさせ、動く準備をしています。大きく伸びあがったり、足を胸に引き寄せるポーズは、ヴァータのポイントである下腹部を刺激しています。また、左右に体を伸ばしたり、体をひねるポーズは、ピッタのポイントである消化器を刺激します。最後の猫が伸びをしているようなポーズは、カパのポイントである胸を刺激しています。

朝ヨガをするタイミング

アーユルヴェーダでは、朝まず最初にするべきことは、自分の体を観察することだと言っています。ベッドの上で朝ヨガを行うのは、エネルギーポイントを刺激するという目的の前に、ゆったりと動きながら、自分の体を観察することにもなります。その後、縁起のよいこと・ポジティブなことを考えることもおすすめです。マットでヨガを行うという方は、朝食の後ではなく、朝食をとる前に行うようにしましょう。

毎朝たった5分!朝ヨガをすることで期待できる効果

自律神経を整える

私たちの体は、睡眠時には、副交感神経優位な状態となり、起床後しばらくすると、交感神経が優位な状態に切り替わるようにできています。しかし、バランスが乱れていると、起床後もなかなか交感神経優位に切り替わらず「体が重い」「頭がボーっとする」という状況に。朝ヨガをする際の、深い呼吸と適度な運動は、自律神経のバランスを整え、交感神経へのスムーズな切り替えをサポートしてくれる効果があります。交感神経優位に切り替わると、頭もすっきりするため、仕事への集中力ややる気をアップさせることが可能です。

血行を良くし、体のコリをほぐす

寝ている間は、ほとんど姿勢を変えないため、血行が悪くなりがちです。血行が悪くなると、体が硬くなり、コリや張りを感じやすくなります。朝ヨガをすることで、寝ている間に停滞していた血行を良くし、体のコリをほぐすことができます。血行が良くなることには、他にも、顔や足のむくみを改善したり、肌の血色も良くする、手足の冷え性改善などの効果も期待できます。

排泄を促す

皆さんは、毎朝きちんと排泄(排便)できているでしょうか。アーユルヴェーダにおいては、朝きちんと排泄できることを健康のバロメーターのひとつとして考えています。朝ヨガは、排泄器官を刺激することで、排泄が促され便秘解消につながります。便秘はアーユルヴェーダではヴァータの不調と考えられているため、便秘気味の方は、朝ヨガのヴァータのポイントを刺激するポーズをより丁寧に行うようにしてください。

ダイエット

起床直後は、一日で一番体温の低い時間です。朝ヨガを行い、体を温めることで代謝があがります。朝に代謝を上げると、基礎代謝がアップし、それは一日持続するといわれています。基礎代謝が高い状態で一日を過ごすことで、脂肪燃焼効果が期待できるため、痩せやすくなります。

いかがでしたか?朝起きるのがつらくなくなるだけではなく、様々な効果のある朝ヨガ。いつもより、5分早く目覚ましをかけて、毎日の習慣にしてみてください。

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