セルフマッサージのやり方と効果を高めるポイント

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セルフマッサージのやり方と効果を高めるポイント

セルフマッサージってどうやるの?どのような効果が期待出来る?と思う方は多いのではないでしょうか。ここでは、アーユルヴェーダの智慧に基づいた、セルフマッサージの方法や効果を高めるポイントなどを詳しくご紹介していきます。乾燥を感じやすいこれからの季節は、セルフマッサージを習慣づけるのにはぴったりです。毎日継続して行うことで若返りや病気の予防にもつなげてみましょう。

セルフマッサージをするタイミング

アーユルヴェーダでは、寝ている間に消化や代謝によって生まれた老廃物が、朝、体の表面にはたまっていると考えます。そのため、朝行うディナチャリアとして、オイルを使った全身のセルフマッサージがすすめられています。しかし、朝は忙しいという方も多いと思いますので、夜、一日の疲れをとる目的で行ってもよいと思います。まずは、自分のライフスタイルに合わせて、習慣づけるということを意識してみましょう。

マッサージに使うオススメのオイル

アーユルヴェーダではセサミオイルをベースとしたハーバルオイルを主に使用します。ハーバルオイルは、体質や体調に合わせて様々な種類があり、不調を改善させる効果があるのでおすすめですが、手軽に始めたいという方には、スーパーでも購入することができる太白ごま油がオススメです。また、暑い季節や、体に熱を持ちやすい方は、太白ごま油にココナッツオイルを少し混ぜてみたり、ココナッツオイル単体でマッサージしても構いません。マッサージをする際のオイルは湯煎で人肌程度に温めてから使用します。

 
※アーユルヴェーダのハーバルオイルを試してみたい方はこちらから

セルフマッサージのやり方とポイント

セルフマッサージは、頭、首、おなか・わき腹、背中、腕・手、脚・足の順で行います。

頭のセルフマッサージ

頭皮全体にオイルをなじませ、シャンプーを行うように頭の前のほうから、側頭部、後頭部にかけてゆっくりと全体に時間をかけてよくもみほぐします。ストレスが溜まっているときや疲れているときは、耳周りもマッサージします。最後に、首を上部から下部へとマッサージします。

首のセルフマッサージ

オイルを両手につけて首の後ろから前に流すようにオイルを摺りこみながら、マッサージします。左右交互に上から始めて、徐々に下のほうへ移動し、最後は肩先まで行います。

おなか・わき腹のセルフマッサージ

おヘソを中心に時計まわりに円を描くようにマッサージします。円は徐々に大きくしていきましょう。力を入れすぎないように、でも腸の動きを促すような気持ちと密着感を意識してみてください。脇腹は、脇から下部に向かって流すように左右交互にマッサージを行います。

背中のセルフマッサージ

腰の中心にオイルを多めにつけます。はじめは小さな円を描きながら、徐々に大きく広げていきましょう。腰は重要な部位なので、少し長めに、温めるような気持で行っていきます。背中のマッサージは、手の甲にオイルをつけ、背中全体にオイルを塗り、上部より下部へと広げていきましょう。最後に肩にオイルをつけ、中心部より外側に向かってマッサージを行います。

腕・手のセルフマッサージ

肩先より手首に向かってマッサージします。まずは、オイルを手に取り、腕全体を肩先から手首に向かって流すようにマッサージします。内側→外側→全体の順番で行います。関節部分は丸く円を描くようにマッサージします。手首から指先に、手のひらと手の甲全体にオイルを塗るようにマッサージします。次にオイルを指にとり、爪の先にたらし指を一本ずつこするようにしてオイルを塗ります。

脚・足のセルフマッサージ

足の付け根から足首に向かって、後面→前面→内側→外側→全体の順番でオイルを摺りこみます。関節の部分は丸く円を描くようにマッサージする。右脚より行い、左脚に移ります。次に、足の甲と足の裏にオイルを摺りこみます。かかと側から指先の方向へ進む。最後に足の爪先にオイルをたらし、指一本一本にもオイルを摺りこみます。

セルフマッサージで得られる効果

アーユルヴェーダのセルフマッサージで得られる効果は大きく「セサミオイル」から得られる効果と「マッサージ」から得られる効果の2つに分けられます。

セサミオイルから得られる効果

人の老化には、様々な原因があるのですが、そのひとつとして「体の酸化」が挙げられます。そのため、老化防止、若返りには抗酸化対策が必要なのです。セサミオイルは抗酸化作用が高く、酸化物質である活性酸素を除去してくれるため、老化の防止につながります。

マッサージから得られる効果

マッサージをすると、血液やリンパの循環がよくなります。循環がよくなると体の中にある老廃物が排泄されやすくなったり、体に取り入れた栄養が全身にうまく循環されるようになるため、疲れの解消につながります。

いかがでしたか?アーユルヴェーダのオイルを使ったセルフマッサージは、肌だけではなく、様々な効果があることがお分かりいただけたかと思います。とはいえ、忙しいから全身は難しいという方もいらっしゃるかもしれません。そのような時は「頭」「耳」「足」だけでもよいので、毎日行うようにしてみてください。しばらく続けているとよさを実感していただけると思います。

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