望ましい状態を手に入れるには

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望ましい状態を手に入れるには

前回のブログで「やめたいのに、やめられない」習慣を変える方法についてお話ししました。
やめたい習慣の肯定的意図を探り、それと同じ意図を持つ別の新しい行動を発見し、その行動をやってみることによって、やめたい習慣から新しい習慣に変えていくことが出来る、という仕組みでした。
私の場合は、「お酒の量を減らしたいのに、つい飲んでしまう」という習慣を変える取り組みをしました。その結果、平日の飲酒習慣の回数は減りましたが、

「出社すると疲れて晩酌したくなる」
「WBCで盛り上がっているから飲みたくなる」

など、油断すると元に戻ってしまう兆候が出てきたので、ここでもう一度原点に立ち返り、「平日禁酒をする」目標を達成するためのステップを見直してみることにしました。
今回は、NLPで使われている次の8つのステップによって目標を具体的にしていきたいと思います。

目標を具体的にする8つのステップ


まずは、なりたい状態を決めましょう!「どのような状態になりたいか(目標)」を設定することから始めます。その際に重要なのは「ポジティブな言葉」で語るということです。
例えば「平日の晩酌をやめる」「平日禁酒をする」という言葉を見てみると、
「やめる」
「禁酒」
という言葉が「本当はやめたくないけど、やめないといけない」という、後ろ向きの感じがしませんか?晩酌をやめることにより、これまで晩酌に使っていた時間を読書や運動、美容や休息に使うことができます。従って、このような場合は「平日の夜の過ごし方を変える」というポジティブな言葉に変えて目標を設定します。やることは同じでも、言葉一つで目標が輝き出しますね!

目標を達成した自分を想像してみる

目標は達成するためにあります。ですから、目標を設定した時点で「目標が達成出来たらどのようにしてそれがわかるか?」目標を達成した時の自分を想像してみます。私の場合「平日の夜の過ごし方を変える」という目標でしたので、晩酌していた時間を他のことに使うことによって、どのような変化があるかを具体的に想像してみました。

・毎朝の目覚めがよく、体の軽さを感じられる
・読書やブログ原稿作成の時間ができ、今までより投稿数も増えて、達成感を得られる
・お酒のつまみ中心だった食事から、より満足感のある食事に変わり、便通もよくなる
・アルコールを控えることにより、翌日朝起きた時の顔のむくみがなくなり、スッキリした自分に出会える

など。。
目標を達成した後のポジティブな変化を想像し、ワクワクすることで、モチベーションを上げる効果もあります。

なりたい状態を実現していく状況を具体化しよう

なりたい状態(目標)をいつ、どこで、誰と作るか(達成するか)ということを具体化します。このように具体化することで、行動を起こしやすくなります。私の場合、

いつ:「平日禁酒」なので平日、直近の平日から実行する
どこで:自宅で
誰と:一人暮らしだったら一人で、ご家族と一緒ならご家族の協力を得ながらのようなことが考えられます。

 

自分を取り巻く環境への影響を考える

ここまで、目標を設定し、それが達成した時の自分をイメージし、実際にどのように進めていくかということを考えてきました。では、実際なりたい状態を手に入れるた時(目標を達成した時)に、自分自身や周りに何か影響があるかを考えてみます。ポジティブな影響ならいいのですが、ネガティブな影響が大きく出てしまう目標は、少し目標の修正が必要かもしれません。私の場合、考えられるネガティブな影響は下記の通りでした。併せて、それに対応する方法も考えてみました。

ネガティブな影響1「食事のメニュー」

今までは晩酌のためにつまみ系のメニューが中心でしたが、お酒が合わないメニューを考える必要が出てきました。そこで、晩酌していた時には口にしなかったご飯を炊いて、ご飯を中心に献立を考えました(お味噌汁、山芋、浅漬けや煮物など)。実際、食べてみるとアーユルヴェーダで教えている「六味」を揃えることもできて、満足感のある食事でした。

ネガティブな影響2「仲間とのつきあい」

禁酒していることにより飲み仲間が誘いづらくなり、付き合いがなくなる可能性があるかもしれないという考えが浮かびました。しかし、平日は会社もあり、早朝からヨガの練習をしていることから、飲みに行くとしたら週末と決めているので、影響することは考えにくいでしょう。

ネガティブな影響3「父親との関係」

実家の父が、私と一緒に飲むことを楽しみにしているため、寂しい思いをさせてしまうのではないかという懸念がありました。時々実家に帰った時、日本酒好きの父が私と一緒に飲むことを楽しみにしています。これについては、両親が喜ぶことも大切にしていきたいし、週末中心に月に1回か2回なので、今まで通り続けることにします。

もしも、ネガティブな状況を変えられない場合は、状況を変えられるような目標を立ててみるなど、目標を違う角度から見てみることも必要かもしれません。

目標を達成するために自分が持っている能力の棚卸をしよう

目標を達成するにあたって、現在すでに持っている能力はなんでしょうか?!そして、さらに身につける必要がある能力はなんでしょうか?!当然ですが、なりたい状態に近づくための知識や能力がより多く備わっているほうが目標を達成しやすいので、さらに必要な能力を補うためにも、今の自分の能力を棚卸してみましょう。私の場合のすでに持っている能力とさらに必要な能力は以下の通りです。

すでに持っている能力・知識・環境など

・早朝にヨガの練習があることから、お酒を飲む時間があったら早く寝ようと思う
・アーユルヴェーダの知識によって、アルコールがオージャスを減らすことを知っている

さらに必要な能力

・お酒がなくても楽しめて、しかも簡単に作れる食事メニューのレパートリーを増やす
・禁酒ブログや本などで、アルコールの害について、より多く脳に書き込む作業をする

これらを棚卸することにより、現在の自分の能力を客観的に把握することができ、目標の実現に近づきやすくなります。

なりたい状態に近づくための障害物はないか、あるとしたら何だろう

なりたい状態を手に入れることを制限しているものについて考えてみます。なりたい状態に近づくのを止めているものがあると、そこに到達できません。また、折角なりたい状態を手に入れても、自身の生活に制限や負担がかかってしまうと、その状態を続けづらいものです。自分の周りに、目標を達成するための制限や負担がないか、あるとしたら何かを洗い出してそれを解決する方法を考えてみましょう。私の場合、次の2点が気になっているところです。

制限1「疲れたときの誘惑」

アルコールは、報酬系物質を得るために脳に強烈に働きかけますので、平日は晩酌以外のことをすると決めても、会社から疲れて帰ってきたときなどは、「お酒を飲まないなんてつまらない」と、心の声が聞こえます。これについては、トライ&エラーで、お酒を飲んだ日と飲まなかった日の翌日の目覚めを細かく観察して、「やっぱり飲まないほうが快適だよね」という心の声と、鏡で見る自分の顔と、体が軽い状態を自分の中に蓄積していくことで、良い方向に向かっていけると信じています。

制限2「お酒に合う美味しいごはん」

おいしいお酒を合わせて楽しむ料理もたくさん存在します。例えば、今の季節ですと、ホタルイカと菜の花の酢味噌和え、フキノトウの天ぷら、たけのこ、桜鯛・・これをお酒なしで食べるなんて考えられない!という料理が食べられなくなるのは、大変さみしい気持ちです。しかしながら、こういう料理はおいしいお店で、親しい友人と時々行って楽しむものですよね!

皆さんも自分に制限をかけているものがあるかないか、一度考えてみましょう。
あるとしたら、その制限はご自身の気持ちかもしれません。

目標達成の先にあるものは何だろう?

これは目標達成のモチベーションを保つためにとても大切な要素だと思います。なりたい状態を手に入れることによって、自身にもたらされる恩恵について考えてみます。

・ディナチャリヤを深めることができ、実践した経験を周りにも伝えることが出来る
・アルコールは老化を促進するので、減らすことによって若返る、ラサーヤナ効果が期待できる
・晩酌していた時間が有効に使え、自身の学び、休息など、やりたいことがたくさん出てくる
・お酒に使っていたお金が減り、節約できる
・ダイエット(多くのハリウッドセレブもアルコールを飲まないことにより体型をKEEPできているそうです)
などなど、他にも数えたらきりがありません。

そして、何よりも、目標を達成できたことによって「自己肯定感」が高まります!

なりたい自分へ、最初の一歩を踏み出そう!

目標を達成するには行動することから始まります。最初の一歩を何にするか、今からすぐにできることを考えましょう!
私の場合は、すでに実行していることではありますが、禁酒ブログや本をもうしばらく読み続け、アルコールの害を頭に叩き込むことです。なりたい自分への最初の一歩、何から始めますか?

まとめ

目標は漠然と思い描くのではなく、具体的にしていくことが大切です。
ゴールがぼやけてしまうと、そこに向かうための計画が明確になりませんので、途中で挫折しがちです。
しかしながら、わかっていても最初からうまくいくわけではありません。途中で挫折しそうになった時は、「どんな状態になりたいのか」「なぜそれを手に入れたいのか」を思い出して、今日お話しした8つのステップで、「なりたい状態」と「そこに行くにはどうしたらいいか」を、何度でも見直してみましょう。
挫折してもあきらめないことが大切です。軌道修正しているうちに、そこに向かっていく道筋が必ず見えてくることでしょう!

 

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ライター

三澤直子アーユルヴェーダセラピスト

みさわなおこ
東京生まれの東京育ち。双子座(インド占星術)、双子座の得意分野であるコミュニケーションスキルに磨きをかけるため、NLPを実践中。
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平日は上場企業社長秘書として勤務する傍ら、週末に総合プロコースで学び、2021年3月に卒業。卒業後は不定期でアーユルヴェーダワークショップを開催し、現役会社員の視点から、仕事を持ちながらアーユルヴェーダを日常に取り入れる方法を伝えるべく活動中。

英国アーユルヴェーダカレッジ認定 アーユルヴェーダビューティーセラピスト/ライフカウンセラー
全米NLP協会認定NLPプラクティショナー
全米ヨガアライアンスRYT200修了
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