第一印象を良くする自己紹介のコツ
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この夏、NLPで学んだコミュニケーションスキルを磨くために、某テレビ局が開講している「話し方教室」に通い始めました。これまでは、NLPのスキルの使い方について、皆様にご紹介してきましたが、今回学んだ内容もより良いコミュニケーションのために大切なことがたくさんありましたのでご紹介したいと思います。
初回は「自己紹介」から始まりました。
自己紹介は、新しい職場や学校、新規プロジェクト、イベントなど、初対面の人の集まりには必ずついて回るものですが、あまり好きではない人がほとんどだと思います。私もその中の一人です。
しかしながら、自己紹介は「自分」を知ってもらうための大切な機会です。わかりやすく明るい自己紹介が出来れば、第一印象がより良くなりますし、自分の意図を相手に的確に伝える練習にもなります。
そこで、今回は、コミュニケーションの第一歩、自己紹介のポイントを皆さんにシェアしていきます。シェアするポイントは2つ、「わかりやすさ」そして「聞き取りやすさ」です。
ポイント1「わかりやすさ」
名前は「ゆっくり、はっきりと」
自己紹介のはじめの一歩は、名前を名乗ることからはじまります。自分では当たり前になっている自分の名前ですが、人は初めて聞くものです。名前は、その人のルーツや名付け親の想いが込められている大切なものなので、間違われると、誰でもいい気はしないですよね。すぐに覚えてもらうように、ゆっくり、はっきりと発音しましょう。
伝えるポイントを絞る
今回の講座では自己紹介として
・名前
・何をしているか(会社員、学生、など)
・講座を受講した理由
を30秒程度で話してください、ということでした。
自己紹介が苦手と感じる原因として、何を伝えたいか、情報整理が出来ていないことが考えられます。これを言おう、あれも言おうとしているうちに、混乱し、自分が何を話しているかわからなくなり、内容もまとまらなくなります。また、話したいことが多すぎると、忘れないうちに伝えきろうとするため、早口になる傾向があります。ちなみに、30秒で話せる文字数は、150~250字と言われています。したがって、伝えたい情報を絞ること、全部話そうと思わないことが大切です。
ポイントを絞って必要な内容に集中することによって、落ち着いて話すことが出来ます。
こうして見てみると、情報整理が得意なピッタタイプの人に、話が上手い人が多いのも納得ですね。
センテンスで区切る
私が自己紹介で話そうと準備した文面を例にしてお伝えします。
「三澤直子です。現在は某上場企業で秘書として勤務するかたわら、ライフワークとしてヨガとアーユルヴェーダを学んで実践しています。この講座を受講しようとしたきっかけは、アーユルヴェーダスクール卒業後に、アーユルヴェーダのワークショップを開催したのですが、後日録画を観たところ、自分の話し方の下手さにショックを受けまして、もっと、伝えたいことをわかりやすく伝えたいと思ったことが一つと、もう一つはアーユルヴェーダライフカウンセラーとして、相手から話を引き出す質問力をつけたいと思ったことです。どうぞよろしくお願いいたします。」
講座を受講したきっかけは、「伝えたいことをわかりやすく伝えたい」と「質問力をつけたい」の二点ですが、そこにたどり着くまでが長いですね。
話は一過性で、聞いたそばから消えてしまうものです。聞きながら同時進行で話の内容を理解するものなので、短く区切らないと、聞いている方が、結局何が言いたいのかを追いかけているうちに疲れてしまいます。
したがって、相手にわかりやすく伝えるには
・話のポイントを絞る
・センテンスを短く区切る、余計な接続語を使わない
ことがポイントになります。
このポイントを踏まえ、実際に話した自己紹介は下記のようになりました。
「三澤直子です。現在は上場企業で秘書として勤務しています。この講座を受講したきっかけは、現在ライフワークとしてヨガとアーユルヴェーダを学んでいて、学んで得た知識を、ワークショップなどの形で周りに伝えていきたいと思ったからです。もう一つは、セラピストとして、カウンセリングの時に、相手から話を引き出す質問力を身に着けたいと思ったからです。どうぞよろしくお願いいたします。」
随分シンプルになりましたが、必要十分な情報は伝わったと思います。
その場に合った言葉選び
自己紹介も、どういうシチュエーションで話すかによって変わってきます。今回のような学びの場、ビジネスの中で、新しく立ち上げたプロジェクトのキックオフの場面、宴席など、それぞれの場面に応じた言葉選びが必要です。したがって、目的意識を持って、何を話すかを考えて準備していくことが大切です。
ポイント2「聞き取りやすさ」
明るく、てきぱき、滑舌ははっきりと
これまで続いたマスク生活によって、思いのほか、私たちの表情筋や、のどの周りの筋肉は衰えています。話すときには使われている筋肉を意識して、はっきり話す練習をしてみましょう。私の場合は、会社で電話を受けるときに、会社名と「いつもお世話になっております」などの挨拶を、はっきり話すことを意識して日常から練習しています。
また、無駄に語尾を伸ばしたりせず、てきぱきと話しましょう。言葉がはっきりすると、相手に落ち着いた印象を与えることができ、そこに信頼感が生まれます。
丁寧に話す
人前で話す時、私を含め多くの人が、自分が思っているより早口で話してしまう傾向にあるようです。話したいことのポイントを絞って、丁寧に話すことによって、相手に聞き取りやすく、落ち着いた印象を与えることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?!こうして見てみると、ほんの30秒の自己紹介にも、スピーチの基本がたくさん詰まっていることがよくわかりますね。
今回の講座では、最初の自己紹介の次に、第二弾として、「私ってこんな人」というのを、30秒程度で話す、という練習もしました。普段から、自分の好きなこと、長所、やりたいことなど、「自分はどういう人間なのか」を考えて、ポジティブな言葉で言語化する練習をしていくと、咄嗟に話すことに対応できるようになります。話し方教室の先生方は、プロのアナウンサーとして活躍された方々ですが、プロの方々も、話す場面に応じて、事前にしっかり準備をして臨むそうです。そうして蓄積してきたものがあって初めて、急に話すことになった場合でもしっかり対応できるようになるのですね。
今回受講して気づいたことは、「自己肯定感」が低いと、人前で自分について話すことに消極的になり、自己紹介がますます苦手になるのではないか、ということです。
ここでも、やはり「自己重要感」を高めていくことが、よい自己紹介や、その先のスピーチやプレゼンテーションなどにつながっていくことがわかります。
今日お話ししたポイントを押さえて、明るく、わかりやすく、ポジティブな言葉の自己紹介を練習して、第一印象をより良くしていきましょう!
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