仕事でパフォーマンスが高い人に共通することとは?生産性アップのコツや方法をご紹介!
仕事で高いパフォーマンスを発揮できる人や、毎日生き生きしていて充実している人って、憧れますよね。実は、そういった人たちには共通点があります。それは、「今に集中」できるということです。それにはちょっとしたコツがあります。ここではその方法を詳しくご紹介していきますので是非参考にしてください。
パフォーマンスが高い人が心がけていること
職場で常に高いパフォーマンスを発揮する人っていますよね。実は、その人たちに共通していることがあります。それは、意識を「今に集中」していて、何事も「感謝」に転換できるということです。
今を大切にするとか、その瞬間を生きようとか、よく耳にする方も多いことでしょう。これがなぜ重要なのか、脳の仕組みを知るととても理にかなっているとわかります。
私たち人間は、他の動物とは違って、大脳新皮質が発達しています。そのおかげで、私たちは、知・情・意・言語などの高次精神活動を営むことが可能です。そこから、時間・人格・空間の概念をもつことができます。
たとえば、時間の概念があるとは、過去、現在、未来の概念を脳が認識し、また記憶できるということです。
このように、高次な機能をもっているがゆえに、私たち人間は文明を進化させてきました。
パフォーマンスを最大限に発揮するためには?
今に集中しようと思っても、過去のことを思い出して悔やんだり、未来のことを考えて不安になったりして、作業が手につかないということ、ありますよね。
これは、高次な機能をもち、過去、現在、未来を脳が認識できるかがゆえに引き起こされる、少々不便なことでもあるのです。
つねに私たちの頭の中は、過去や未来を想い、自分自身ではない他者のことを考え、私のいる場所ではない、他の場所にいる誰かのことで頭がいっぱいになってしまいます。
人間の脳は、2つのことに意識は集中しにくくできているので、過去・未来、他者、どこか遠くに意識が向けられていると、「いま」「ここで」の瞬間を生きている「私」のパフォーマンスが落ちてしまうということになります。
過去でも未来でもない「今」、他者ではない「私」、呼吸して生きている「ここ」に意識を集中することが、この瞬間の「私」のパフォーマンスを最大にすることができるのです。
パフォーマンスを高める3つの方法
では、「今」に集中し、「ここ」に意識をむけるにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、アーユルヴェーダのディナチャリアにおいてもすすめられている方法を3つご紹介します。
ヨガ
アーユルヴェーダとヨガは、ヴェーダを起源とする同じヴェーダ科学として共通した生命感を持っています。しかし、どちらかというと、ヨガの方がより精妙な生命レベル(意識)に関する知識や方法に長けているといえるでしょう。
ヨガは、心を止滅させて、無念無想になることで、本来の自分に気がつき、今に集中することをめざすものです。それができれば、不安や後悔、怒りなどの感情をだんだん鎮めていくことができるようになります。ヨガをする際、ポーズができるようになるということに意識がいきがちですが、大切なのは、心地よいポーズで呼吸もゆっくり行いながら、自分自身の心や体の状態を観察することです。体が硬くても大丈夫。毎日の生活に取り入れ継続することが大切です。
呼吸法
呼吸はまさに「いま、私、ここ」でなくてはすることができません。そして、私たちは、呼吸によって心を操ることができます。ストレスを感じている時は、呼吸も浅くなり、逆に呼吸をゆっくり丁寧すると、心もゆっくり落ちついてくるという、誰もが経験できる体験からも理解できるでしょう。緊張や不安で集中できない時や、大切なシーンの時こそ、ゆっくり呼吸をして、心をおだやかにすることを心がけるといいですね。
瞑想
瞑想をすることで、純粋な静寂やマインドフルネスを体験することができるといわれています。これは、想念と想念の間、呼気と吸気の間を経験するということです。また、瞑想は呼吸に集中している時だけではなく、時を忘れて何かに没頭している時に感じる感覚と類似しているともいわれています。なぜなら、「純粋な静寂の場」とは、時間と空間の観念がない場のことをいうからです。毎日、瞑想をする時間をとることも大切ですが、好きなことをして夢中になる時間も作っていきましょう。
アーユルヴェーダは、このように、今この瞬間に意識を集中して、人生のパフォーマンスを上げる、非常に実践的な訓練法と言えるでしょう。これらは、一朝一夕でできるものではなく、とにかく毎日少しずつやってみることが必要です。仕事が忙しくて、そんな時間が取れない、という方もいると思います。私もずっとそう思っていました。しかし、いつかやろうと思っているだけでは何も変わりません。行動に移してみることで、意外とできる自分に気がつくはずです。徐々に、習慣化していくことで、仕事や生活のパフォーマンスが高まるのを実感できるはずです。