若返りに効果的な方法とは?内側から輝く女性になるために
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薬やエステは必要ない!内面から若返る方法
現代医学でもアンチエイジング医学という新しい専門分野がありますが、アーユルヴェーダでは、2000年前から若返り科が内科や外科と同等に医学の専門領域のひとつとして扱われていました。若返りとは、まさしくアンチエイジングです。そしてそのポイントは血管にあります。
血管の若さを保つ
アンチエイジングで最も重要なのは、血管硬化の予防です。外面的な老化は、見えやすく、わかりやすいので意識されやすい問題だと思いますが、私たちが健康で幸せに一生を全うするためには、からだの内側の機能維持が不可欠になります。
からだの内側の機能を維持し、老化を防ぐには、筋肉や内臓組織の細部、深部にまで、栄養や酸素を行き渡らせるということがとても大切です。
そのためには栄養や酸素を全身に運ぶために敷かれている道路、つまり血管の若さを保つことがとても重要。血管は皮膚の下に隠れていて、ふだんは見えませんが、実は知らないところで老化が進んでいます。
栄養バランスのとれた食べ物と適度な運動が大切
血管の中でも、毛細血管の若さを保つポイントは、とくに食事と運動です。血管硬化の防止には、野菜中心の食生活と、心拍数120程度の軽い運動を毎日続けることが良いとわれています。
運動によって血液が適度に組織の深部までを刺激するため、老化を予防することが可能なのです。皮膚にも毛細血管が張り巡らされているので、野菜中心の食生活と、心拍数120程度の軽い運動は、外面的な老化も防止することになります。
軽い運動でお勧めしたいのは、ヨガやウォーキング、水泳などです。さらに私はゴルフも最適な運動であると感じています。運動のしすぎは逆に活性酸素を体内にたくさんつくってしまうので注意しましょう。自分の気持ちいいペースで続けられる運動を見つけられるといいですね。
細胞や血液から若返るアーユルヴェーダのアンチエイジング
ここでは、アーユルヴェーダの伝統的な治療法についてご紹介していきます。
研究が進むキレーションとアーユルヴェーダのデトックス
最近の研究では、水銀など重金属がからだにたまることが、慢性疲労の原因になっているといわれます。そのため現代医学のアンチエイジング医学において、キレーション治療が注目され始めました。これはキレート剤を点滴でからだの中に入れ、重金属を吸いつけ、からだによくないものを排出させるようにする方法です。
アーユルヴェーダの代表的な治療法であるパンチャカルマも、キレーション治療と似ています。パンチャカルマは、ストレスや心身に蓄積された毒素を効率的に排出し、3つのドーシャ(後述するヴァータ、ピッタ、カパのエネルギー)のバランスを取り戻し、心身の不調の原因を取り除く究極の心身浄化法です。
若返りだけでなく病気の治療にも効果的
パンチャカルマとは、5つ(pancha:パンチャ)の行為・治療(karma:カルマ)という意味のサンスクリット語です。つぎの5つの方法による治療が行われます。
1.ヴィレチャナ(下剤療法)
2. 油剤によるバスティ(浣腸療法)
3. 煎剤によるバスティ(浣腸療法)
4.ナスヤ(経鼻法)
5.ヴァマナ(催吐法)
パンチャカルマは、若返りの目的だけでなく、病気を鎮静する治療法として、インドやスリランカのクリニックやリゾートホテルなどで実施されています。3週間から1ヵ月かけてアーユルヴェーダの医師のもとで行う施術です。
最近はかないませんが、以前までは、毎年スリランカでパンチャカルマ治療を受けていました。帰国すると、いつも友人に顔が小さくなった、肌がきれいになったと驚かれます。体の内面から浄化し、綺麗にすることで、外面の美しさにも大きな効果が出るということを実感できる素晴らしいトリートメントです。