最初は3分でも大丈夫!心の疲れをリセットする「瞑想」

blog

スタッフブログ

最初は3分でも大丈夫!心の疲れをリセットする「瞑想」


かつては、ヨガをやっている人や修行僧などが行うイメージだった「瞑想」ですが、スポーツ選手やビジネスマンがパフォーマンスを向上させるために行うなど、広く日本でも実践されるようになりました。とはいえ「どうすればよいのかよくわからない」という方もいらっしゃると思います。今回は「瞑想」の効果ややり方について、ご紹介します。

瞑想とは

瞑想というと、「何も考えずに、ただじっと座っていること」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、瞑想とは「(他の対象に惑わされることなく)ひとつの対象に意識を集中させること」です。「自分の呼吸」に意識を集中させることが一般的ですが、ろうそくの火を見て、その動く炎に意識を集中させたり、音楽に意識を集中させたりする瞑想法もあります。

瞑想の効果

ここ数年で一般的になった「瞑想」ですが、アーユルヴェーダでは、5,000年前から「瞑想」をすすめていて、その効果についても、古典の中で説明されています。ここでは、瞑想の脳科学的な効果とアーユルヴェーダで説明している効果について、解説していきます。

脳科学からみた効果

私たちの脳は、ネガティブなストレスを感じると「扁桃体」という部分が大きくなり、それに伴って感情のコントロールに関わる「前頭前野」が縮小するといわれています。ストレスを感じると感情がコントロールできなくなるのは、このような脳の働きのためです。一方、瞑想を行うと、「扁桃体」が小さくなり、「前頭前野」が活発になることがわかっています。瞑想は、ストレスの緩和と感情のコントロールに大きく影響しています。また、記憶に関わる「海馬」という部分も瞑想によって活発化することがわかっています。

アーユルヴェーダにおける説明

アーユルヴェーダでは「若返り(ラサーヤナ)」に関する教えがあります。若返りのためにするとよいことの一つとして挙げられているのが「瞑想」です。アーユルヴェーダでは、「オージャス」という免疫力を高めるのに係わるエッセンスが体や心に力や強さを与えてくれると考えています。オージャスはたくさんあればあるほどよいとされていますが、私たちの外面的・内面的な行動によって、そのオージャスを増やすことにもなりますし、減らすこともなってしまいます。「瞑想」はオージャスを増やすのに効果がある、内面的なアプローチ法のひとつとされています。「瞑想」によって、怒りをはじめとするネガティブな感情やストレスをコントロールできれば、オージャスが増えるといわれています。オージャスがたくさんある人は、健康はもちろん、キラキラとしたオーラのようなものをはなっているため、とても若々しく見えます。

瞑想のやり方

ここでは「呼吸」に意識を集中させる瞑想法をご紹介します。

(STEP1)
背骨をまっすぐ伸ばして、安定した姿勢をとります。
あぐらが望ましいですが、辛いようでしたら椅子に座っても構いません。
(STEP2)
軽く目を閉じましょう。
(STEP3)
鼻から息を吸って、鼻から吐いてみましょう。自分の吸う息と吐く息に意識を集中させます。
息は「細く、長く」が理想的です。

始めは、3分程度でも大丈夫。慣れてくれば、10分から30分程度できるとよいでしょう。

アーユルヴェーダの体質別瞑想法

呼吸に意識を向ける瞑想法は、すべての人におすすめですが、それとは別に、アーユルヴェーダの、体質の特徴に合わせた瞑想法をご紹介します。

ヴァータにあった瞑想法

3つの体質のうち、もっとも瞑想を取り入れることをおすすめしたいのが、ヴァータ優位の人です。ヴァータの人は聴覚優位であるため、聴覚を使った瞑想もおすすめです。頭の中でマントラや感謝の言葉などを唱え、それに意識を集中します。リラックスできる音楽を流して、その音に意識を向けるのもよいでしょう。

ピッタにあった瞑想法

ピッタ優位の人は、熱や鋭さの性質を持っているため、他の体質と比べてイライラしやすい傾向があります。瞑想はイライラの緩和にも効果的ですので、取り入れてみてください。ピッタの人は視覚優位なため、美しい景色をイメージした瞑想がおすすめです。「青」や「深い緑」はピッタの熱をクールダウンさせてくれる効果もありますので、海や森などの景色をイメージするとよいでしょう。

カパにあった瞑想法

カパ優位の人は嗅覚や体感覚が優位なので、アロマを使った瞑想やゆったりと椅子に座った感覚などに意識をむけることがおすすめです。カパの人は、じっとしていることが苦ではないので、瞑想に向いてはいますが、眠くなってしまうこともあるため、ユーカリやローズマリーなどスパイシーな香りを取り入れて瞑想してはいかがでしょうか。

いかがでしたか?!一見難しく感じる「瞑想」ですが、一度やってみると心が静まり、思考がクリアになるのを感じられると思います。
せわしなく状況が変わる不安定な日々を送っている方も多いと思います。そんな時こそ、1日に数分、立ち止まる時間を作ってみるのもいいのではないでしょうか。

アーユルヴェーダについてもう少し深く知りたい方はこちら↓↓
「アーユルヴェーダ入門セミナー」
アーユルヴェーダのプロフェッショナルとしての学びを始めたい方はこちら↓↓
「総合プロコース」

pick up

  • insta
  • facebook
アーユルヴェーダ・プロフェッショナル・スクール
TOP