自分の思いをイキイキと伝えるために

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自分の思いをイキイキと伝えるために

NLPプラクティショナーコース受講時「コミュニケーションとは話した言葉以上のものである」という原則を学びました。人が話し手から受け取る情報のうち、何と55%が話し手の表情や身振り手振りといった、見た目の印象なのだそうです。そして、声の調子が38%と続き、話の内容はわずか7%、つまり、一生懸命話しても、内容はあまり聞き手の頭の中には残っていないことになります。

受講時には、理論として理解していたこの原則を、話し方教室の中で身をもって体験した瞬間がありましたので、ここでシェアしていきたいと思います。

自分の話す姿を客観的に見る


話し方教室の最終回では、2分程度のスピーチを収録しました。

・この講座を受講して、具体的にどういう点が、どのようによかったのか
・今後の目標

について、自分の思いを心を込めて精一杯話すというのがスピーチの内容です。
受講者それぞれがスピーチしたものを先生とクラスのみんなで客観的に見て、よかった点や改善点を確認し、改善方法について先生からアドバイスをいただきます。

スピーチを終えたあとの、私自身の体感としては、内容・話のテンポや声の大きさなどはまずまずだが、抑揚のない淡々とした話し方をしてしまったのではという懸念がありました。その点を踏まえて録画した映像をチェック。
まずは、参加者のほとんどが感じていたことですが、映像を見て感じた事は、頭の中にイメージしている自分の姿と、現実の自分の姿のギャップが大きいということ。

そして、自分のスピーチを見て、特に気になった点は、

・自分では、思いを込めて話したつもりなのに、どこか淡々とした固い印象に見えていること
・カメラを見て話すのではなく、教室のみんなにアイコンタクトをとりながら話したつもりですが、どこか落着きがなく見えたこと

の2点でした。

ボディランゲージだけで全く印象が変わる

上記、気になった2点について、先生から以下のような改善方法を教えていただけました。

基本は発声と滑舌

まず、表情がどこか淡々として固い印象を与えていた原因は「口が動いていない」ことでした。そう言われて録画を見ると、確かに口が全く動いていません。表情を作るには「あ・い・う・え・お」の母音の口の形をきちんと作ることが大切だそうです。特に今回の講座中は、教室ではマスク着用だったため全く気づきませんでした。

アイコンタクトは肩から

次に、落ち着きなく見えてしまう点ですが、これはアイコンタクトの取り方に工夫が必要だそうです。
先生が新人アナウンサーのころにカメラさんから言われたのは、「カメラに白目を見せるな」だったそうです。
なぜかというと、目だけを動かすことによって白目が目立って見えてしまい、視聴者に対して、キョロキョロと落ち着きがなく、信頼感に欠ける印象を与えてしまうから。さらに、見ている側は話し手の目線が気になり、話の内容が入って来なくなります。アイコンタクトは首から動かす。さらには肩から動かす、が基本だそうです。

この点に気を付けてニュースやワイドショーを見てみると、確かに、話し手のほとんどの方は、肩から上で動かして、アイコンタクトをとっていることに気づきます。

もう一つ、複数の前で話すときのアイコンタクトは、「流れるように」視線を送ることがコツだそうです。
右端の人からいきなり左端の人を見るのではなく、目を合わせた人からその隣、またその隣、というように、流れるように視線を送るようにすると、聞いている側も、落ち着いて話を聞くことができると同時に、「私のこと見てくれているな」という、安心感も生まれます。

コミュニケーションとは話した言葉以上のものである

自宅に帰ってから、先生からいただいた改善方法を意識して、もう一度同じスピーチをやってみました。
すると、口の形を意識するだけで表情が生まれ、格段にイキイキとした印象に変わることに驚きました。話の内容や声の大きさ、抑揚はほとんど変えていないにもかかわらずです。

その瞬間、NLPで学習した「コミュニケーションとは話した言葉以上のものである」原則を思い出すと同時に、これまでの謎がようやく解けました。

カレッジを卒業してからこれまで数回、WSを開催してきましたが、その時の録画を見るたびに「どうしたらもっと面白そうに伝わるのだろう」という疑問がずっとあったのですが、これは、まさに今回指摘された2点が原因だったようです。

まとめ

マスクを着用していると、口元の表情がわからないため、目の表情と、声の大きさ、抑揚や間の取り方、といった要素をより強調して伝えていく必要がありましたが、いざマスクを取ってみると、口元の表情がとても大切で、口の開け方ひとつで、スピーチの印象がこんなに大きく変わるのかと、心の底から驚いた次第です。

約3年続いたマスク生活によって、発声や滑舌、口をしっかり開けて話すということが、かなり衰えていると思います。

皆さまも、ぜひ一度、自分の話す姿をスマホなどで録画みることをおすすめします。スピーチでも、文章を読み上げるのでも、どちらでも構いません。まず、普通に話した時を録って自分の表情を確認します。その後、鏡の前で口の形を意識して話してみてください。これだけで、聞き手に与える印象がグッと明るくなると思います。
ネットで「発声、口の形」で検索すれば、やり方がたくさん出てきます。これらを参考に口の形を意識するだけで、接客やプレゼン、ワークショップなどで、話すことにもっと自信が持てるようになるでしょう。

マスクを外せるようになった今、口の周りの筋肉をたくさん使って、自分の思いをイキイキと伝えていきましょう!

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ライター

三澤直子アーユルヴェーダセラピスト

みさわなおこ
東京生まれの東京育ち。双子座(インド占星術)、双子座の得意分野であるコミュニケーションスキルに磨きをかけるため、NLPを実践中。
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平日は上場企業社長秘書として勤務する傍ら、週末に総合プロコースで学び、2021年3月に卒業。卒業後は不定期でアーユルヴェーダワークショップを開催し、現役会社員の視点から、仕事を持ちながらアーユルヴェーダを日常に取り入れる方法を伝えるべく活動中。

英国アーユルヴェーダカレッジ認定 アーユルヴェーダビューティーセラピスト/ライフカウンセラー
全米NLP協会認定NLPプラクティショナー
全米ヨガアライアンスRYT200修了
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