体質別に異なる!アーユルヴェーダから分かる消化力が弱まる原因と高める方法

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体質別に異なる!アーユルヴェーダから分かる消化力が弱まる原因と高める方法

最近、胃もたれをしやすい、気分がコロコロ変わる、なんてことありませんか?もしかすると、消化力が低下していることが原因かもしれません。消化力の低下は、体に悪影響を与えるだけでなく、メンタル面にも関係してきます。私も、お腹の調子が良くない時や、怒りっぽくなってしまった時に、まずは消化力の低下を疑うことからはじめるほどです。消化力は体質でも異なり、高めるコツがあります。あなたに適した方法で消化力をアップさせていきましょう。

アーユルヴェーダにおける消化力(アグニ)の意味

アーユルヴェーダでは消化力のことをアグニと言います。健康を保つためには、アグニを順調に働かせ、未消化物(アーマ)をできるだけ体内に蓄積させないことが大切です。そうすることで、体に力が湧き、ドーシャのバランスが整い、病気の予防につながります。

また、体のドーシャだけでなく、心のドーシャにもアグニは影響しています。心のドーシャであるラジャスとタマスが増加すると、メンタルアグニが不順になり、メンタルアーマが蓄積、うつ病などの心の病を引き起こす可能性があるのです。

つまり、アーユルヴェーダの治療では、まずこの消化力を高めることから始めるほど、消化力は重要な意味を持っています。

体質別に異なる消化力を高める方法

消化力(アグニ)は、体質によって特徴があります。

ヴァータ体質の不規則な消化力を高める方法

ヴァータ体質の方は、こまめに食事をとる方が多いため、不規則な消化になりがちです。すると、先に食べたものが消化される前に食事をしてしまうので、胃が休まらず消化力が低下し、未消化物(アーマ)を蓄積しやすくなります。アーマが蓄積すると、スロータス(管)が閉塞するため、循環機能や神経系の障害が引き起こされる可能性があるので注意が必要です。メンタル面では、気分が変わりやすくなったり、不安感が強くなったりすることがあるでしょう。

消化力を高めるためには、朝食、昼食、夕食を規則的にとることを心がけることが大切です。夕方に小腹が空いたら、おやつ(甘味、酸味、塩味のあるもの)を少し挟むとヴァータのバランスが整い、消化力が高まります。

高い消化力のあるピッタ体質の特徴

ピッタとアグニは同質のため、ピッタ体質の方は鋭く早い消化力を持っています。そのため、食欲があり、たくさん食べることが可能です。しかし、ピッタドーシャが増加しすぎると、体内には熱性や鋭性が増加するため、自分の臓器まで消化してしまったり、逆にアーマを作ってしまったりすることもあります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気を招くことがあるので注意をしてください。メンタル面では、怒りっぽくなるなどの影響がみられます。

消化力を維持するためには、辛くて刺激のある食べ物や塩分の取りすぎには気を付けましょう。また、腹八分目までの食事を意識するのがポイントです。

弱くなりがちなカパ体質の消化力を高める方法

カパ体質の方は、安定した消化力の方が多いですが、バランスを崩すと消化が遅くなってしまうのが特徴です。そのため、食欲はあるのにたくさん食べることができず、食べ過ぎると胃もたれや肥満、糖尿病を招くことがあります。メンタル面では、執念深くなったり、活動意欲がなくなったりすることがあるでしょう。

消化力を高めるためには、いつもの食事の時間だとしても、お腹が空いていなければ、何も食べないことがベストです。もともと体力があるので朝ごはんはスキップしてもいいでしょう。空腹を感じたら消化完了の合図。重性や油性のある食べ物よりも軽くて消化しやすいものがオススメです。

消化力を上げて健康を維持するために大切なこと

ここまで、体質で異なる消化力の特徴を解説してきました。ここでは実際に私が実践して、消化力を高めるのに役立った方法をご紹介していきます。

消化力の状態に合わせた食事をする

消化力は体質だけでなく、その日の体調によっても異なります。1日の食事の摂取量を必ずしも守るのではなく、体調にあわせることが大切です。消化力に応じて適量をとり、食べ過ぎないようにしましょう。

1日3食でなくてもいい

朝、胃がムカムカするとか、前日食べ過ぎたときは、朝食をひかえてもかまいません。アーユルヴェーダでは、朝の食欲次第で、朝食をひかえてもよいと言っています。私も基本的には1日2食です。胃を休ませる時間を作ることで消化力が高まり、体が軽くなるのを実感しています。

腹8分目までを心がける

日本でも昔から、腹8分目という言葉が使われていますが、アーユルヴェーダでも食事の適量は腹8分目ともいわれています。お腹に隙間を残すことで、アグニの火がしっかり働き、消化を促進してくれるからです。

また、長寿に関する研究の分野でも、カロリー摂取量を60%に減らすと寿命は2倍に延びるともいわれています。寿命に影響する長寿遺伝子というのがあり、人間は飢餓状態のときに、この遺伝子がオンになるためです。この分野は、現代医学でも研究がさかんに行われています。

これらを全て守ろうとすると、逆にストレスになり、消化力も低下する可能性もあります。また、体質によって消化力が異なるので、全てがあなたに適しているとは限りません。少しずつ試して、無理することなく継続していける方法を見つけていきましょう。

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