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アーユルヴェーダ・プロフェッショナル・スクール

【ヴァータ ピッタ カパの時間】アーユルヴェーダの理想的な過ごし方とは

人生は一度きり。もっと効率的に時間を使って、充実した毎日にしていきたいですね。そのためには、私たちが持つエネルギーを時間や季節、年齢の変化に応じて、バランスを取っていくことがとても大切です。私自身、この知識を身につけてから、毎日をより快適に効率良く過ごすことができるようになりました。ここで詳しくご紹介していきます。

時間生物学とアーユルヴェーダの関係

時間生物学とは、生物が体内にもっている体内時計を研究する学問分野です。太陽や月が作り出す一日、一年、潮汐などに適応するサーカディアンリズム(概日リズム。ラテン語で「およそ1日」を意味する)を主な研究対象にしています。からだの機能は、体内時計で一定にコントロールされているのです。睡眠周期についても時間生物学の範囲に入ります。

この学問は現代医学の中ではまだ歴史が浅く、日本の時間生物学の学会が最初に開かれたのは25年ほど前。今では、「抗がん剤や抗うつ剤の投与が一番効果的な時間帯は?」といった時間薬理学として発展し、きわめて実務的な分野での研究がさかんになっています。

アーユルヴェーダでは、この法則をすでに5000年も前から知っていました。そして、その時間生物学にのっとった理想的な生活方法をドーシャの変化に応じて、一日の生活法や季節の生活法に具体的に落とし込んで提案していたのです。

ドーシャとは

ドーシャとは体と心を支える生命エネルギーのことで、ヴァータ、ピッタ、カパの3つに分類されます。

アーユルヴェーダの目的は、健康で幸せな生活を送ること。そのためには、まず自分がもって生まれたドーシャのバランス(体質)を理解し、そのバランスを保つことが重要です。人は誰しもすべてのエネルギー(ヴァータ、ピッタ、カパ)を持ち合わせていますが、そのエネルギーのバランスは、人それぞれ異なります。

その人が一番多く持っているエネルギーが増えやすく、全体のバランスをくずす原因です。このエネルギーは、まわりの環境や生活習慣などの影響を受けて、刻一刻と変化してしいます。

バランスがくずれた状態が続くことで、体調不良や病気へとつながっていきます。ですから、ドーシャーに影響する要因を知って、このバランスを整えておくことが大切です。

その要因とは何でしょうか。心とからだのことなので、食生活や睡眠時間などの生活習慣であることは誰しも想像がつくでしょう。しかし、実はそれだけではなく、一日の時間、季節年齢の変化もドーシャに影響する要素なのです。以下で古代から伝えられてきたアーユルヴェーダの時間生物学をベースにした、一日の生活方法について見ていきましょう。

毎日の生活で健康維持ができる!アーユルヴェーダ的時間の使い方

ここでは、一日を有意義で健康に送るために役立つ、時間とドーシャにの関係についてご紹介していきます。

午前2時〜6時はヴァータの時間

朝2時から6時までは、運動のエネルギーであるヴァータの時間です。朝の目覚めは、カパの時間を迎える前のヴァータの時間が適しています。すなわち6時前には起床するのがオススメ。運動のエネルギーが高まるヴァータの時間帯に一日の活動を開始することで、そのエネルギーを利用して一日を軽快に過ごすことが可能です。

アーユルヴェーダでは、日の出の96分前に起きるとよいとされています。この時間帯はブラフマ・ムフールタと呼ばれていて、すべての生物の活動がはじまる時間です。この時間帯に起きて瞑想することで精神的強さを得ることができるといわれています。

この時間帯に瞑想することは、宇宙の創造神ブラフマのエネルギーを受け取ることができると言われています。それが、精神の安定につながり、さまざまな摂理が理解できるようになるのだと思います。

ヨーギー(ヨーガをする男性)やヨーギニー(ヨーガをする女性)、アーユルヴェーダを実践している人たちは、この時間帯に起きて、瞑想の他にもヨーガやセルフマッサージなどを行っています。

午前6時〜10時はカパの時間

6時~10時はカパの時間帯なので、この時間帯に起床すると、カパのエネルギーが上がります。カパのエネルギーは、重いという特徴をもつので、体にも重さが残ってしまい、一日中だるくなってしまうでしょう。そのため、アーユルヴェーダでは早起きがすすめられているのです。

また、朝食を食べる方も多いと思いますが、消化力が弱い時間帯でもあります。お腹が空いていなければ無理して食べず、白湯やスープなどで体を温めるようにしましょう。一方、この時間帯は、安定し、落ち着いたエネルギーが高まるので、1日のスケジュールを確認するのに適しています。

午前10時〜午後2時はピッタの時間

午前10時~午後2時のピッタの時間は、頭の消化力も高く、頭脳労働がおすすめです。処理能力が高まるので、大切な仕事や勉強はこの時間に行うのがおすすめです。

もちろん、体の消化のエネルギーも活発なため、食べ物を効率良く消化できる時間帯でもあります。お昼はしっかり食事をしましょう。

午後2時〜午後6時はヴァータの時間

午後2時~午後6時は、運動エネルギーが高いヴァータの時間帯です。行動力やコミュニケーション力を発揮して、企画を実践していくのがいいでしょう。

夕方に近づくと、少しお腹が空いたり、1日の疲労を感じたりし始めます。そのままにしておくと、ヴァータのバランスをくずしてしまうので、軽く甘いものを食べたり、一息ついたりするようにしてください。帰宅後は、ヴァータエネルギーが増加しているので、セルフマッサージや瞑想で鎮静するのがおすすめです。

午後6時〜午後10時はカパの時間

入眠時間は、起床時間とは逆。カパの時間帯の重さを利用して眠りにつくと、深く眠れるのでよいとされています。そのため、午後10時までに寝るのがベストです。

また、活動量や消化力も減少していくため、夜は消化に良い軽い食事にしましょう。入浴で体を温めるのにも適している時間帯です。

午後10時〜午前2時はピッタの時間

午後10時から午前2時はピッタの時間、新陳代謝が活発に行われる時間帯です。成長ホルモンが活発に働き、細胞を入れ替えます。深い眠りに入れるノンレム睡眠の時間帯なので、細胞の入れ替えやからだの疲労物質の排出もスムーズに行われます。

一日の中で優勢になるドーシャを意識しながら生活すると、自分のパワーだけでなく、その時間帯に強くなるドーシャの影響も受けられるので、とても効率的に生活することが可能です。

さらに有意義な一日を送るためにオススメの方法

To Doリスト(現在するべきことを書き出したもの)を前の日の夜のカパの時間帯に作成することをオススメします。頭に残ったことを書き出しておくことで、夜の睡眠の妨げ要因が少なくなりますし、翌朝すぐ行動を起こすことができるので一日をさらに有意義に過ごすことができます。

私は、To Doリストを作成して、消し込んでいくことが大好きです。これって、ピッタ的かもしませんね。

やることをすべて消し終わるとそれだけで達成感に満たされます。達成感はドーパンミンという神経伝達物質を分泌するため、次の日も活力のある1日をスタートさせることが可能です。私はこのメカニズムを知ってから、1日をより効率良く快適に過ごすことができるようになりました。

より生き生きと、充実した毎日を送るために、ぜひ実践してみてください。

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