「自己重要感」を高めて幸福感UP!
私は2021年3月にカレッジを卒業後、ヨガの練習拠点であるヨガスタジオ、インターナショナル・ヨガセンター(IYC)にて、アーユルヴェーダのワークショップ(以下、WS)をこれまでに数回開催してきました。
WSを始めたのは、ヨガを長年練習している人でさえも、まだまだアーユルヴェーダを知らない人が多いことを知って驚くと同時に、アーユルヴェーダの智慧は決して難しいものではなく「誰にでもできる、健康で幸せな人生を送るための過ごし方」を伝えたくて、これをライフワークにしていこうと思ったからです。
ところが実際やってみると、WSに来てくださった方に話している内容が伝わっているのかどうかといった「自分が思ったことを伝えることの難しさ」を感じたり、後から動画を観て、自分の話し方が下手すぎてショックを受けたりすることが多くありました。また、SNSで若くてきれいなアーユルヴェーダスクールの主催者の方や、多くのフォロワーがいらっしゃるベテランの先生方が、毎日のように更新されるインスタの投稿や、WSのライブ配信をしているのを目にするたびに、自分のやっていることがちっぽけなことに思えてきました。
現在は、「こんなこと続けていて何になるのだろうか、自分のWSなど誰も興味を持ってくれないのではないか」と自信を失くし、次回のWSに対するやる気がダウンしている、いわゆる「自己重要感」が低くなっている状態です。
しかしながらWSを続けていきたい気持ちに変わりはないので、ここでもう一度自分が伝えたいことや、その伝え方を見直すことにして、伝えるその先にある「自分がどうなりたいのか」という原点に戻りながら、WSを続けていく原動力となる「自己重要感」を上げる方法を考えていきたいと思います。
Contents
自己重要感とは
ここ最近SNSや書籍などでよく目にするようになった「自己重要感」とは、「自分は自分にとって重要な存在である」「自分は価値のある存在である」という感覚です。他者からの評価ではなく、自分が自分に対して評価を下すものです。自己重要感が高いと、常に自分の内側に幸福感を感じられ、人間関係にも良い影響を及ぼします。また、自分は重要な存在であると自覚することにより、行動や思考がよりポジティブになります。
自己重要感=「自己肯定感」+「他者からの承認」
自己重要感は「自己肯定感」と「他者からの承認」から育まれます。
「自己肯定感」とは
自己肯定感とは、他人との比較ではなく、自分自身が今の自分を認め肯定する感覚です。何かにチャレンジしてうまくいかなかった出来事があったとしても、「チャレンジできたこと自体がすごい!チャレンジすることで学びになることがあったからOK、よく頑張った!」といった感じで、自分の行動をポジティブにとらえることが出来る感覚です。
「他者からの承認」
自分のしたことが周りからよい評価を得られることにより、自分が価値のある存在であると感じられること。例えば、会社で自分が頑張ったことによってお給料が上がれば、会社がよい評価をしてくれたことになり、ますます頑張ろうと思いますね。人は自分の存在価値を認めてくれる人に好意を抱くものです。私たちも、小さなことでも相手の良いところを褒める、認める習慣を持つと、「この人は私のことを見てくれている」という相手からの信頼を得られ、人とのつながりが広がっていくことでしょう。
自己重要感を高めるには
「こうありたい自分」を見直してみる・原点に戻る
私がアーユルヴェーダを知ったきっかけは、数年前、更年期からくる関節痛に悩んでいた時、ヨガの先生からアーユルヴェーダのオイルマッサージをすすめられたことです。試しに施術を受けてみたところ、初めてアシュタンガヨガを体験した時のような、体の芯からの爽快感を味わったことが興味を持ったきっかけです。また、ちょうどその頃はプライベートで起きた悲しい出来事によって、今後の生き方を見失っていた時期でもありました。アーユルヴェーダは生き方そのものを教えている生命科学であり、体の健康だけでなく、精神も含めたその人全体を観ていく、という考え方に共感し、本格的に学び始めました。学んでいくうちに、これはライフワークとして一生続けていくものであると確信しました。そして、これからの高齢化社会において、いつまでも若々しくいられる方法を学んで実践し続けながら、周りにもシェアすることによって喜んでもらい、「人とのつながりを広げ、豊かな人生を送りたい」という人生の目標ができました。
ワークショップの開催を通して自己重要感を高める方法を考える
ワークショップをすることで得られること
前項のとおり、「自己肯定感」と「他者からの承認」を高めるために、自分が何をやりたいのかを整理した結果、下記の2つに分けられました。
まず、自己肯定感を高める要素としては、ライフワークとしてアーユルヴェーダの生活法を学んで実践していくことで、日常生活にもたらすよい変化を実感できるということがあります。そして他者からの承認という面では、SNSや対面で自分の体験をシェアすることによって、アーユルヴェーダに興味を持ってもらえたり、実際にアーユルヴェーダの生活法を試してみて「効果があった!」とフィードバックをもらう。喜んでもらえるということが考えられました。
改めて、これらのことについて整理してみることで、モチベーションが上がるとともに、具体的に何をすればよいかということも考えやすくなった気がします。
具体的な行動計画を立ててみる
行動計画1:アーユルヴェーダの学びと実践の継続
相手からの信頼を得るには、(WSを続けていくには)何といってもまず経験に基づく知識と経験が必要です。なぜならこれらの知識や経験が、充実したコンテンツにつながるからです。また、経験に基づく知識が増えていくことは、コンテンツが増えるだけではなく、自分自身でもアーユルヴェーダの過ごし方がもたらす効果を実感でき、自己肯定感の蓄積につながります。
行動計画2:WSの構成の研究
WSにおいては、内容だけではなく、伝わりやすさ、時間配分と内容、話し方などにこだわることも大切です。構成を考えてシミュレーションして、自分で「いける」という感覚をつかむことが出来れば、自己肯定感につながるのではないかと考えます。おまけとして、WSが終わってから「わかりやすかった」「また参加したい」などのフィードバックをいただくことができれば「次回も頑張ろう!」というモチベーションアップにもつながりますね。
行動計画3:SNSでの発信
いくら知識があっても、私がアーユルヴェーダを学んでいることを誰にも知られないと、たとえ、コンテンツの充実や構成の研究を行ったところで、それを活かす機会が得られない可能性が高くなります。WSを開催するベースとして、InstagramなどSNSを使った日常の発信から、コツコツと続けていくということも大切です。
言うほど簡単なことではありませんが、やってみないと何も始まらないので、今日出来ることからスタートしてみようと思います。
まとめ
自己肯定感が低いと、「私なんて何をやってもダメ」といったネガティブな思考に陥りやすいため、他者からの賞賛も素直に受け入れにくく、結果、コミュニケーションがうまくいかなくなる、ということも起こってきます。
自己肯定感を高めるには、これまでのブログで紹介してきた「出来事をポジティブな言葉で言い換える」「やめたい習慣をやめる」など、簡単な方法からスタートしてみるとよいでしょう。
一方で、自己肯定感は高いけれど他者からの承認を得られない場合、ひょっとすると独りよがりの行動だったりするかもしれません。従って、他者とのコミュニケーションがどうなっているか、日頃から自分の行動を客観視することが大切です。
ここで気を付けたいのは、外側からの評価は変化するものです。外側だけを求めすぎると、他者に気に入られようとするあまり、自分がどうしたいのかを見失いがちになります。
自己重要感が高いと、自分を大切にすることを優先して行動するので、必要以上に他人の顔色を窺ったり、他人に気に入られようと行動することがなくなり、結果として、自分を自分で守る「自己防衛」が可能となります。自分が起こしたポジティブな行動が肯定的な評価を受け、承認欲求が満たされれば、重要な人間であることが実感でき、自己重要感が高まり、幸福感を増やすことにつながります。
今後も「自己重要感」をより増やしていく記事を掲載していきますので、どうぞお楽しみに!
※これまでの、ブログ記事の中から「自己肯定感高める方法」「他者とのコミュニケーションから、信頼・承認を得る方法」に役立ちそうなものをピックアップしてみました。ご興味ある方は是非お読みください!!
「自己肯定感を高める方法」
・起こった出来事をポジティブな言葉で言い換えて気持ちを上げていくには
・やめたいのに、やめられない習慣をやめるには
「他者とのコミュニケーションから、信頼・承認を得る方法」
・相手の話を丁寧に聞き、それに対して質問を繰り返すことによって、相手に気づきを与えるには
・優位感覚(視覚、聴覚、体感覚)の違いを知ってコミュニケーションに活かすには
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